JR函館に隣接する「JRイン函館」には気動車(ディーゼル車)キハ40形のトレインルームがあります。
客室には、モニターを見ながら操作できる運転台や引退した車両のボックスシート、扇風機、つり革(ハンガーラック)などが設置されています。
電車好きの子供にとっては夢のような部屋です。息子も函館旅行の中で、一番喜んだのがこの部屋でした♪
JRイン函館のキハ40トレインルームに宿泊してよかった点を5つレビューします。これからご宿泊予定の方は参考にどうぞ☆
目次
気動車(ディーゼル車)キハ40形の運転台+大画面モニター
宿泊前はあまり下調べもせず、”トレインルーム”だから電車仕様の部屋だろうというくらいの想定でした。
ところが、実際に部屋に入ってみると、本物の運転台が設置されているではありませんか!しかも、モニターを見ながら運転台を操作でき、鉄道博物館や何かにあるシミュレーターよりも本格的です。
操作方法は、室内に置かれている運転マニュアルを参考にしました。このマニュアルを見れば子供でも簡単に運転台を操作できます。
モニター画面に指示が表示され、時には「放送をして下さい」と書かれていることもあります。息子はまだ漢字が読めないので、わたしが先に読み上げ、それを復唱する形で電車のアナウンスを声に出していました。車掌さんになった気分だったのでしょう。盛り上がっていました。
駅から出発したり、スピードをあげたり、ブレーキをかけたり、画面の指示に従って操作していました。ハンドルを回したり、ボタンを押したり、ペダルを踏んだり、それはそれは楽しそうに運転していました。
翌日、朝食を食べる前も食べた後も、ずっと運転台で遊んでいました。チェックアウトの時間を延長したほどです(一時間千円で最大12時まで延長できました)。
引退車両のボックスシート
ツインの部屋でしたが、窓際にキハ40形気動車の引退車両のボックスシートもありました。ボックスシートって、向かい合わせの椅子同士が互いに会話を楽しんでいるような雰囲気がありますよね。
ベッドがあるからホテルの一室とわかりますが、なければ電車の中のようでした。
函館駅ホームが見える8階からの窓越しビュー
トレインルームはホテルの8階にあります。窓からは函館駅のホーム屋根と各路線の線路が見渡せます。
函館と札幌を結ぶ、特急北斗の黄色と紫色の車両が見えました。函館駅と新函館北斗駅の間を結ぶアクセス列車はこだてライナーもホームにとまっていました。普段とは異なる位置から電車の往来を上から眺められ、時間がゆったりと流れるようでした。
ボックスシートの横に窓があるため、シートに腰かけて、窓からの景色を楽しめるのが良いですよね。
扇風機やつり革などの電車にまつわる小物類
キハ40形気動車の車両で使われていた物が部屋のあちこちにおかれていました。
年代物の扇風機が書き物机の端にありました。
それから、服を吊るそうと思ってクローゼット(扉無し)を見たら、ハンガーラックにつり革がぶら下がっているではないですか。ちょっと笑ってしまいました。楽しい仕掛けですよね。
行先版(通称:サボ)が壁に飾られていました。このサボもかつてキハ40車両で使われていた物なのでしょうね。
トレインルーム宿泊特典をもらえる
JRイン函館のキハ40トレインルームに宿泊すると、宿泊特典(キハ40トレインルーム宿泊証明書、運転士が使用する携帯時刻表のレプリカ)をもらえます。さらに、制服・制帽を着用しての記念撮影もできました。
キハ40トレインルーム宿泊証明書
ツインルームなので、「キハ40トレインルーム宿泊証明書」を2枚、チェックインの時にいただきました。
証明書に掲載されている写真はJRイン函館の社員の方が撮影されたのだとか。とても良いアングルの写真ですよね。かつて活躍していた車両の往時が偲ばれます。
自宅に持ち帰り、良い思い出になりました。
運転士が使用する携帯時刻表のレプリカ
さらに「運転士が使用する携帯時刻表のレプリカ」をいただきました♪ちょっとマニアックですよね。確かに、運転士さんって運転席に乗り込むときに時刻表をセットしますよね。
トレインルームには携帯時刻表をセットする台も置かれていました。時刻表をセットして運転台を操作すれば、臨場感が増します。
制服・制帽を着用しての記念撮影
チェックインの際にホテルの方から声をかけていただき、制服と制帽をお借りして写真撮影ができることを知りました。初めは恥ずかしがっていた息子ですが、わたしも着用したところ、一緒に笑顔で写真撮影できました◎ホテルの方が撮影してくださり、思い出の一枚になりました。
JRイン函館のキハ40トレインルーム宿泊レビュー!まとめ
JRイン函館のキハ40トレインルームに宿泊できよかったです。可能なら、また行きたいなと思うほど大満足でした。こどもが大変喜んでいたので、わたしも嬉しくなりました。やはり魅力は大きなモニターを見ながら運転台を操作できる点です。臨場感があり実際に運転しているような気分で楽しめたようです。もちろん、部屋の仕様も存分に電車好きを満足させるものでした。ボックスシートにつり革、扇風機など。8階からの窓からのトレインビューも駅隣接だからこその景観でした。さらに、宿泊証明書や携帯時刻表のレプリカをいただけて良い思い出になりました。
ご検討中の方にもおすすめできるJRイン函館のキハ40トレインルームでした☆